同僚から答えに困る質問をされた経験は無いですか?
例えば、退職の相談や人間関係など、相手の人生に関わる相談は返事に困りますよね。
そんな時は、
相手の言葉を「おうむ返し」する
相談をする方の多くは、とにかく誰かに心の中の「不安や怒り」を聞いて欲しいと思っているのです。
なので、的確なアドバイスができない時には、相手の悩み事の内容(〇〇)を入れて、
- 「そうなんだ〇〇なんだ、大変だね」
- 「〇〇するの!ヒドイね」
など相手の気持ちと合わせるような、おうむ返しの返事がおすすめなのです。
そうです、あなたが相手の味方に成ってあげる事で相談する方の不安や怒りを、少しでも解消してあげるのです。
「あなたはひとりでは無い、近くにあなたの味方が居ます」と安心させてあげましょう。
おうむ返しの返事でNGなのは…
おうむ返しの返事をする時にNGなのは、相談内容(○○)について、
- 「私も〇〇なんだよ」
- 「私も昔は〇〇で大変だった…」
などです。
何がNGか、分かりますか?
そうです「私」です。
あくまでも相手の悩みや相談を聞いてあげているのです、私と言うワードを入れてしまうと話の「主語」があなたに変わってしまうからです。
大切なのは相談者が「主役」なのです。
職場での相談では
相談の内容によっては、おうむ返しだけでは無く簡単なアドバイスをしましょう。
話し方は、雑談的にやわらかく話しましょう。
退職、転職
転職を他人に相談をする時点で、その方はほぼ転職を決めているでしょう。転職が成功するように応援してあげましょう。
転職活動は事前の対策で結果が大きく変わるので、転職準備をお勧めしましょう。
- あと半年は辞めずに、在職中に転職先を探すよう勧める
- 退職、転職の方法やその後をネットで検索するのを勧める
退職、転職を相談する段階でほぼ相談者は答えを決めてしまっている場合が多数です。
転職経験が無い方は離職してから転職活動を始めるのですが、失敗して長期の無職期間になる可能性が高いです。
半年ほど退職時期を遅らせ在職中に転職活動をしてみる事をお勧めしましょう。
人間関係の相談は注意
人間関係は非常に難しい問題です。
特に同じ職場では「どちらに着くか?」のような状況に陥ってしまうと、あなたが働きにくく成ってしまう可能性も出てきます。
明確な返事は避けた方が賢明です。
- 聞き役に徹して、意見を言わない
- 「そうだね」と同意して、なるべく早くその場を離れる
人間関係だけは当人同士の問題で、相談者の意見に完全に同意してしまうとあなたも当事者になってしまいます。
私は人間関係だけは相性が絶対に存在すると考えています、合わないモノは合わないのです。
しかし、パワハラ、セクハラの相談は必ず対応してあげましょう。この相談だけは避けてはいけません。
最後に
私も相談には真剣に答えるべきだと思いますが、答えに困る場合もあります。
しかし相談者の不安や怒りなどを和らげてあげれるように、聞き役になるように心がけています。
相談者は聞いてもらえるだけで少し冷静に考えれるようになるでしょう。