山本五十六の名言の一つに「やってみせ」があります。
この名言は、
人を育てるには「自分の姿を見せ、相手を認めて任せ、相手を信頼して待つ」ことが大切だとい書かれています。
あなたが、
人を育てることで悩んでいるなら、必ずこの言葉は心に響いていると思います。
とくに相手を認めて任せる・信頼して待つという言葉に共感しているのではないでしょうか。
「人を育てる・動かす」ために、ぜひ知って欲しい名言です。
山本五十六「やってみせ」全文紹介
山本五十六は連合艦隊司令長官として有名です。
山本五十六 出典「Wikipedia」より
「やってみせ」という言葉は有名なのですが、全文は案外知られていません。
やってみせ 言って聞かせてさせてみて ほめてやらねば人は動かじ
話し合い 耳を傾け承認し 任せてやらねば人は育たず
やっている 姿を感謝で見守って 信頼せねば人は実らず
が、全文になります。
人を育てようと悩んでいる方はこれだけで、ハッと気が付くはずです。
「やってみせ 言って聞かせてさせてみて ほめてやらねば人は動かじ」
人を動かすには、自分から
人を育て動かすには、あなたが実際に最後までやってみせることが大切です。
仕事を教えるときは、
あなたが経験してきた最適な方法を最後までやってみせ、秘訣があれば隠さず教えましょう。
また、
教える時には「〇〇だから△△に注意する」と理解しやすいように言葉で解説をしましょう。
そして実践させてみて、上手くやり遂げたらひと言だけでも構いませんのでほめてあげましょう。
「とりあえずやってみろ!」は間違いです。
プレッシャーを感じた仕事の経験は後々の消極的な仕事ぶりに繋がってしまいます。
成功体験こそが、行動の原動力なのです。
「話し合い 耳を傾け承認し 任せてやらねば人は育たず」
相手を認めて任せる
ある程度仕事が出来るように成ると、仕事の手順や方法などを自分なりにアレンジするかもしれません。
その時は、相手の仕事方法をそのまま認めて任せておきましょう。
正解は一つだけではなく、他の正解もあるかも知れないのですから。
そして、
失敗しそうなら必ずフォローをしてあげましょう。
仕事に向き合う姿勢を尊重することも大切です。
あなたの方法だけが正解ではありません。
相手の方法を最初から否定するのではなく見守ることも大切です。
「やっている 姿を感謝で見守って 信頼せねば人は実らず」
相手を信頼する
やはり自分の教えた仕事を忠実に行っているか気になる人が多いと思います。
いつも相手の仕事ぶりに細かくチェックを入れたり、口だししたり小言を言ってませんか!?
相手を信頼して成長を待ちましょう。
そして、
私なりの解釈ですが「やってる 姿を感謝で見守って」の感謝とは、あなたの元で成長をし続けることに対しての感謝だと思います。
私は信用の出来ない上司の元では働きたくなく、たった数年で退職した経験があります。
部下に不信感を持っている上司の下では、何十年も働いてくれません。
良い関係を作れてますか?
人を育て、動かすには人間関係が大切です。
仕事の成果は同じだとして、
- 「自分で考え積極的に行動しました」
- 「上司がうるさいので仕方なくやりました」
あなたは、どちらの人と働きたいですか!?
それは、
あなたが作った人間関係で変わってくるのではないでしょうか。
あとがき
相手に自尊心や満足感を与えず、抑え込むような教え方をしていると、
いつかは、あなたのから離れて行ってしまいます。
「あなたと一緒に、良い仕事をしたい」
と思ってもらえる関係を築くことが人を育てる答えではないでしょうか。
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